女性ならではのトラッド

2011.06.16

娘につき合って若い人に人気のブティックによく行く。私はそんな中で一人浮いている。そのうえ、お客さんをお店の人と間違って、「このMサイズはかなり大きいですか?」などと聞いたりして、娘に嫌がられている。嫌がってはいるのだけど、お金を払うのは私だから一緒に出かけないと仕方ないのだ。一人浮いてはいるけれど、私はそのブティックが好きだ。トラディショナルで男女ともに同じデザインのシャツや靴、カントリー調のスカート、セーター、アウトドアのコート、小物、そんなものが並んでいるのだ。今の若い人たちの流行は男女共に同じものが並行して人気。それでもどちらかというと男の子に分がある。もともと男性のものだったボタンダウンシャツ、ワークブーツ、ブレザー、セーターなどが女の子にそのまま流れていったのだから、何を取っても男の子には自然なのだ。「男の子に生まれたかったな」と娘がいうのも無理がらぬこと。何年か前にイタリア旅行したとき、男性向けのおしゃれのお店のほうが断然多いことに気がついた。街行く男の人たちがそういえばおしゃれで美しい。今に日本もそういうことになるのかな。ともかくここのところ、若い人たちにトラッドの本格派が戻ってきて、そういうものなら若い人をとっくの昔に卒業した私だって、すぐに戻っていける。だって懐かしいんですもの。

(人気ブランド)
AVIREX [アヴィレックス] 通販
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二人でそんなお店に入るともう駄目、あれもいいじゃない、これもいいわね、あら、あそこのはお兄ちゃんに買って行きましょうよ、二人で共通に着てもいいしね。といった感じで舞い上がる。「じゃ、これとあれ、それとこれ買って」と娘にいわれて急にわれに返る。「なんでそんなに買わなきやいけないのよ、中間テストも悪かったのに」と理不尽なことをいう私だ。買いたいのは心だけでそんな予算はないのが真実。また次にしようね、で娘をなだめる。この冬はアウトドアライフのファッションが女の子にも浸透して、カウチンセーターやワークブーツで飾りたいという。ダウンジャケットやそんな靴を大人の女性も、山男ふうにならないように着こなす、というのもいいかもしれない。たとえば上から下まで黒に決めて、おしゃれっぽいショールなどを組み合わせてみる。ウン、なかなかいいな、カウチンジャケットにツイードのタイトスカート、そしてワークブーツ、バッグはゴブラン織りのボストンタイプなんていうのも大人っぽい。女性ならではのトラッドファッションを素敵に、といったテーマをつきつめていくと、「やっぱり女性でよかったな」と思えるかもしれません。