国民的に受け入れられた最初の8ビート曲の1つに、レナウンのCMソングがあります。シルビー・バルタンが歌って人気の出た(ワンサカ娘、小林亜星作詞・作曲)。オリジナルは弘田三枝子(64)がパンチの利いた独特の唱法で歌いました。「ヤドライブうウェイに春がくりや」で始まり、サビの途中の「おしゃれでシックなレナウン娘が」を含め、やはり空打ちが特徴になっています。そして、空打ちのためにことばがつまる出だしの部分と、「ワンサカフンサ」のところに1拍4音つめこんである以外は、1拍2音で通している。
[参考情報]
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詞の音韻は古典的な七五調。「ウンタカタッタッーウンタッウンタッ」のリズムはやはり、小唄の基盤に根を張ったものと言えます。僕の部屋のカシオトーンで「KAYO−KYOKU」ごというのを選ぶと、まさにこのリズムが飛び出してきます。60年代後半のグループーサウンズというのは主に、ロックバンドの編成でやるビート歌謡のことですが、その最初の国民的ヒット曲と言うと(ブルー・シャドウ)(ブルー・コメッツ、橋本淳作詞・井上忠夫作曲、67)だったでしょうか。「もりと」「いずみ」)ときて休み、「いずみに」)ときてまた休む。その空白を私たちは、勝手に「ズンドコ」のリズムで埋めたものです。「もりーとンカッ、いずみーにンニク、かーこンニャク、まれーてンプラ」。