私は決して積極的に実行しようとは思いませんか、駅で寝てしまう、略して「駅寝」という夜の過ごしかたもあります。この場合、寝袋だけあれば(できればウレタン製のマッ卜もほしい)どうにかなるので、本格的なキャンプツーリングほどたくさんの荷物を自転車に積まないで済みます。宿が見つからない場合に備えて、サドルバッグに寝袋を入れておく……というのも用意周到な旅の準備といえるかもしれません。とはいえ、駅寝か可能な駅や時間帯、季節は限られます。
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駅舎の中にベンチがあり、トイレもある駅、なおかつ人里離れた無人駅というのが理想です。冬場の駅寝は無謀でしょう。仮に駅寝をする場合は、最終列車が出た後に寝袋を広げます。翌朝は始発列車に乗って移動するか、その前に立ち去るのがマナーです。駅を一夜の宿にしてしまうので、輪行との相性がよいともいえるのですが、費用を浮かすために、あらかじめ駅寝を組み込むようなプランニングは厳禁です。やはりどうしても宿が見つからなかった場合のエマージェンシー対策としてのみ、「駅寝」すべきでしょう。私も20年近く前に九州でなんどか実践しただけです。今でも木造駅舎を見ると「寝てみたい……」という衝動に駆られることはありますが、実行してはいません。